DAコンバーターはデジタルデータをアナログ信号に変換する機材です。
デジタルデータそのものはビット数とサンプリング周波数で決まる数字の羅列ですが、数字で表せるところがクセモノで、ついついとらわれがちになります。
数字が高ければ原理的に優れていてすなわち音がいい、と印象付けるのは、まぁオーディオの世界では昔からあるマーケティング、とわかってはいるのですが… ついつい引きこまれてしまいますよね。 その辺もオーディオの楽しみでもあるのですが。
そんなデジタル音源にからむいろいろな誤解を一掃してくれる動画がありました。 英語ですが、量子化、ナイキスト周波数、ディザーなどデジタル音源特有の話題を実際にオシロとスペアナで波形と帯域特性をみながら、また実際にノイズや高調波を増幅して聞いて説明してくれてとても参考になります。
まぁこの動画を見るとそこそこのDACなら出てくる音は十二分、という事になります。 ただこれは原理上は、ということで、実際の機材としてのDACの良し悪しは電源や出力段のアナログ回路でけっこう左右されるということも考えに入れて良いと思います。