曙光製の2A3-Zという真空管があります。 何でも50周年記念で気合いを入れて作ったそうで黒ガラスに白ベースでユニークなルックスです。
12AX7BやEL34Bなど、今時の中国製真空管は品質もかなり高く、酷使されがちなギターアンプメーカーでもOEM採用している所もいくつかあります。 オーディオ用にも2A3, 300Bのローエンド品を生産していますが、近年はハイエンド指向の真空管も生産しています。 メッシュプレートを使ったりと工芸品のような作りの物まであります。
この2A3-Zは黒ガラスなので中は見えないのですがそのかわり、アメリカのネットオークションに出品されているのを見ると、ガラスに漢字で「珍品」とシルクスクリーンがしてあります。
これは日本の方にはあまりウケないとは思うのですが、アメリカ人には逆に受け入れられるかも知れないですね。 日本アニメや、映画「Fast and Furious」の影響でアメリカ人の若年層は漢字を受け入れやすく、ロサンゼルスのような街をイタ車が疾走し始めるのも時間の問題だと思うぐらいですから。
ウチでもアメリカ国内向けに「音質最高」とか真空管にシルクスクリーンを掛けてみようかとか話しているのですが、どんなもんでしょう。