SV811・572とも販売はスベトラーナブランドでしたが、ロシアのリャザン工場製です。 リャザン工場はもともと大出力送信管を生産していたのですが、高価な送信管は品質や使用状況管理のために製造番号がつけられるのが普通です。 そのためかSV572、SV811はすべて中にシリアルナンバーが手書きされています。
先月も日本、東南アジアと幾つかSV572−3のご注文があったのですが、通電試験中になんと写真のシリアルナンバー5723を見つけました。
シリアルナンバーがついている真空管そのものが珍しいですし、内部についているのでごまかせないですし、いろいろ考えても型番(SV572−3)と製造番号(5723)が一致する真空管というのはまずないと思います。
スタッフが、これはラッキーナンバーのSV572だと言い出し、幸運の真空管という事になってしまいました。 この幸運のSV572−3、無事にお客さんのところへ旅立って行きましたが、アンプで鳴らすと幸運を呼ぶっていうのはなかなか夢があって良いんではないでしょうか。