コンデンサーによる音の違い

コンデンサーは使われている誘電体や構造によって、特性が違います。 このコンデンサーの特性というのは曲者で、誘電体や構造のせいで寄生インダクタンスによる周波数特性、等価直列抵抗(ESR)に違いがあり、同じキャパシタンスのコンデンサーでもタイプによって回路の動作がちょっぴりですが変わってきます。 また掛かる電圧による容量の変化という非線形特性があり、これも使われている誘電体によって違います。

まぁ、難しい事はおいといて、コンデンサーにはもろもろの非線形な特性があり、タイプが違えば特性の違いが音にでると言う事です。

その違いを録音しようと思っても結構難しい物ですがこれをギターでやってみている人がいました。 エレキギターは磁石に細い電線を巻いたピックアップが弦の振動を拾って電気信号にしています。 この信号がボリュームとトーン回路を通してジャックに出てきます。 このギター内部の信号経路に使われているコンデンサーを換えて比較しています。

で、聴いてみるとまぁ音の違いが出ているようです。 まぁ、ギターは弾き方次第で相当音が変わりますし、コンデンサーのキャパシタンスを計っていないので、特に古い部品の経年変化などによる容量の差もあるかとは思います。 なので、参考程度に違いがわかるか聴いてみるのは面白いかもしれません。