鳴りモノ

KT66はヒースキットやリークのオーディオアンプで使われていますが、ギターアンプではあまり使われません。

KT66はヒーター電流が多い事以外はギターアンプ定番出力管6L6の互換品と言って良く、歪むまでドライブすると結構イケテル音がでます。なのに、ギターアンプであまり使われない理由があります。

KT66は特定の周波数を出力する時に鳴るのがあるのです。 ステージで大出力で使っている分にはアンプ内の真空管が鳴ってても聞こえないのですが、練習するぐらいの音量だと真空管が鳴る音の方が大きかったりします。

これはKT66独特のガラス管と内部構造の共振の問題だと思います。オーディオアンプではまず鳴った事が無いのですが、特定の音を弾くとアンプが鳴るあれはミュージシャンには非常に気になる物です。  中国製KT66でよくありましたが、なんとオリジナルのGEC製KT66でも鳴くのがあります。

ただこの鳴り、今のところGold Lion KT66では起こった事がありません。 構造の違いがあるから当然と言えば当然ですが、KT66が鳴って困っているお客さんにはGold Lion KT66を試してもらっています。